本来引きこもり体質の私。
コロナが流行りだしてから唯一の趣味の三線教室もかれこれ2年半お休みし、益々引きこもりの今日この頃。
図書館で借りてきた本を読むのがここ最近の楽しみだったのだけれど、どなたもお家時間を過ごすためか、読みたい本を予約してもなかなか順番が来ない。
なので久しぶりにKindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)を再開した。
(Kindle Unlimitedは、アマゾンが提供している書籍・コミック・雑誌のサブスク読み放題サービス)
丁度2ヶ月99円で利用できるキャンペーンをしていたのでラッキー♪
で、気の向くままに読み漁っていたら
『うまいこと老いる生き方』
と言う本を見つけた。
92歳と54歳の女性精神科医が「人生の下り坂」で起きる色々な「不安」をテーマに、対談形式で書いておられる書籍だ。
このブログのタイトルである『老いのあとさき』に表れているように、私も、また誰しもが『老い方』に悩む時期があると思う。
動かなくなってゆく身体、変わってゆく環境、出来なくなった仕事、そこにつきまとう孤独…。
私自身も還暦を待ち構えていたかのように、ガクッと体力が落ちたのをヒシヒシと感じる。
若いころはザルと呼ばれるほどお酒にも強かったのに、最近はめっきり弱くなり次の日がとてもしんどいので酒量を控えている。
いやいや、話が逸れた…。
この本を読んで、ひとつハッと気づかされた事がある。
現役時代は子供を抱え、生活やお金の為、あるいは自己実現の為に必死で働いてきて、還暦を機に選択した半リタイア。
時間がたっぷりできたにもかかわらず、
「何かをしなきゃいけない」
という思いに、知らぬ間に取りつかれていた自分に気がついた。
せっかく自由な時間を持てるようになったのだから、何か有意義なことをしなくちゃいけないという思い。
思いがいつしか焦りになって、ひとりの時間を過ごしていても何故か不完全燃焼のような、スッキリしない気分に囚われて、悶々としていたのだ。
それをこの本の筆者はバッサリとぶった切ってくれた。
『なんもせんでええやん。』
そうか…そうやんな。
とても気持ちが軽くなった♪
あまり詳しく書くのもいけないと思うので、良かったら読んでみて。
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