悲しみが癒える間もなく…

一昨年・去年・今年…と、夫、父、母を続けて亡くしたのだが、

人は皆いつかは必ず亡くなるもの、ましてや両親を見送るのは当たり前のことだ、と自分に言い聞かせ、少しは平常心を取り戻せてきたかと思っていた矢先。

 

またしても訃報が届いた。

習い事の先生(師匠)が急逝されたと突然のメール。

 

少し体調を崩されて入院されていたけれど、順調に回復していると連絡が入っていたので安心していたのに。

 

コロナが流行る以前には毎週のお稽古が楽しみで、お稽古後に教室の皆でアフターと称し、先生のお店で食べたり飲んだり、普段は聞けない先生のご指導があってラッキーだったり…。

個人的にも色々と大変お世話になった。

教えに対しては厳しいけれど、誰に対しても平等で温かく優しく、楽しくてお茶目で、とても素晴らしい先生だった。

私は仕事柄、ここ2年半ほどは休学していたのだけれど、事あるごとには出席し、楽しい時間を過ごさせて頂いていたし、コロナもかなり収まってきたようなので、そろそろ再開しようかな?と、こっそり自主練していた…のに。

 

日曜日にお通夜へ行き、最後のお別れをしてきた。

先生のお人柄を表すかのように、何百人もの方が来られていて、会館の外まで長い長いご焼香の列ができていた。

 

あまりにも突然の事で、未だに半分信じられず呆然としている。

 

歳をとるということは、自分が尊敬したり相談したり、頼れる人も少しずついなくなってゆくんだな。

今までいかに自分が甘えて生きてきたかを、痛いほど自覚する。

何もかも自分ひとりで考えて、自分ひとりで決めねばならない。

当たり前といえば当たり前なのだが、そんな当たり前のことが今更ながらにキリキリと締め付けてくる。

 

老いて孤高に生きる…というのはなかなかに難しい。

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ 60代おひとりさまへ にほんブログ村 犬ブログ キャバリアへ にほんブログ村 花・園芸ブログへ

     

コメント

タイトルとURLをコピーしました