6月初旬に引っ越しが決まった。
60年間暮らした大阪市を出る。
数年前に夫が亡くなった時、私も自分の人生を一度リセットをしようと思い、人間関係も仕事も全部、バッサバッサといろんなものを切り捨てた。
そして残した物や人を大切にしてここ数年過ごしてきたのだが、それでもまだ何か納得がいかない。
何かわからないモヤモヤが心の中にあって、なんだかスッキリしなかった。
それが何かをずっと模索してきて、ここ最近になりようやく気がついた。
私は安住の地を探していたんだ…端的に言えば、死に場所を探していた。
現在の家も、息子たちと選び気に入って入居した家だけれど、所詮賃貸。
それなりのお家賃もするので、私が働けなくなったら、住み続けるのは無理があるだろう。
急に死んだりしたら尚更、息子たちは困るだろう。
落ち着かなかったのはそのせいだ。
そんな心配をせずに、安心して死ねる家を買いたい。
たかが還暦辺りで大げさな…しかも今更買うのかい!と、大先輩方には突っ込まれるかもしれないけれど、何事も先回りして準備しておかないと落ち着かない性分なのだ。
目的がハッキリとさえしたら、行動が早いのは私の取柄。
ここなら…と思う家が、たった一度の内覧で案外すんなり見つかった。
ピンとくる何かがあったのかもしれない。
生まれ育った大阪市とお別れするのは少し勇気が要ったけれど、未来には良いことしか無いと信じている。
現在の仕事は引っ越しに伴い、辞めると決めた。
とっても良い事業所だし、利用者さんとの別れも後ろ髪ひかれるし、通勤して働いてはもらえないだろうかと、ありがたい言葉も頂いたけれど、50分近くかかるバイク通勤からの自転車に乗り換えての訪問は、前向きに検討したけれどやはり無理。
5月いっぱいくらいで、とお願いした。
次の仕事は引っ越し後、落ち着いてから考えることにする。
昨年始めた株式で、割とお気楽に生活費程度は稼げているので、ガッツリ株と向かい合ってみるのも有りかもしれない。
コメント